2006年09月20日(水曜日)

【HR】 溜まる課題

 晴天、とても涼しい。朝はもう寒いくらい。温かい飲みものが欲しくなる。
 起きてきたら、もうパスカルは濡れネズミになっていた。こんなに涼しいのに水遊びをしているのだ。
 雑用が多くて、なかなか本業ができない。何が本業なのか、ということもある。今週から書き始める予定の長編はまだ手つかず。週末の講演の準備も手つかず。「日経パソコン」の連載のゲラを確認。「四季」文庫版の感想応募作をまず半分に絞った。メールのリプライなどで午前中は終わり。「春」のゲラは最後まで読んだ。

 そうそう、この「四季」文庫版だが、以前から書いているように、箱入りの限定バージョンが作られる。購入は予約制だ。担当のM澤氏からのメールによると、以下のとおり……。
 『四季』限定BOXセットの予約は、書店店頭では、10月1日(日)〜10月22日(日)の期間に受け付け。Amazonなどのネット書店も同様。ただ、講談社のBOOK倶楽部のみ10月31日まで。申込用紙は書店に用意されるし、10月発売のノベルスや文庫にも挟み込まれるらしい。
 Amazonなどで予約した場合は1500円以上は送料無料だが、BOOK倶楽部では送料が300円かかる。本は、4冊セットなので4000円近い価格になるはずだから、つまり、書店またはAmazonなどで10月22日までにお申し込みいただくのがお得かと。
 もちろん、限定バージョンではない普通の文庫版も発売される(「秋」と「冬」は1カ月後だが)。読めるコンテンツはまったく同じである。

 ここ数日作っていたトレーラ(人が乗るための貨車)がだいたい完成したので、試験走行をした。パスカルも乗せてやろうとしたが、逃げてしまった。結果は非常に好調。

 なにもしないうちに一日が過ぎていく、と感じている人は多いと思う。僕も、毎日それを感じる。別に怠けているわけではない。やるべきことを選んでやっているつもりだ。しかし、ちっとも手がつけられないものが、常に残っていて、それらは、いつでもできること、そして、絶対にやらなければならないことでもない。わりと優先順位は高いのに、遅れても人に迷惑がかからないので、ついあと回しになる。
 たとえば現在の僕の場合、電話をかけて、某所へ出向き、何枚か書類を書くだけで、数百万円の現金になる、という懸案事項が6つくらい溜まっている(総額数千万円になる)。でも、もう2年近くほったらかしだ。面倒だし、面白くないし、うーん、どうなんだろう、しかし、誰かに任せるわけにもいかないし、という状態。今のところ腰が上がらない。
 一方では、工作をしたり、雑草を抜いたり、という時間はある。自然にやってしまう。不思議だ。まあ、そのうちに奮起してするだろう。数ヶ月まえにここに書いていた事務処理の話である。今のところ、断ち切れている。このまま消えてしまっても、そんなに惜しくはない。

 夕方、またビートでスバル氏とドライブをした。書店とスーパへも。この車、もう15年かな。ほとんどフラット・イエローになっているけれど、ステアリングを握るとまだまだ楽しい。 

【国語】 特別講義3

 算数はもう割り算もできない私、分数のかけ算も忘れました。円柱の面積もなにとなにとなにをかけるのか忘れた。「社会に出たらそんなものはいらない」という決まり文句があるけれど、今となっては思う。「いらないけど、なんか恥ずかしいぞ!」
 これから、子供といっしょにいちから勉強出直します。四年生くらいでついていけなくなるいやな予感が・・・。
 なので、国語です。
 「作家になったくらいだから、作文はうまかったでしょう」と言われることが多いが、作文は全く評価されなかった。まず「本気で書いてこの人に読んでもらいたい」そういう先生がいなかったのと、興味ある課題で書く作文が皆無だったからだ。ハナクソをほじりながらてきとうに書いていた。
 しかし、私はもしかしてプロになれるかもしれないな、とずいぶん早くから思ったことがひとつある。それは五人くらいからいっぺんに同じ課題でお礼はジュース一本、パン一個という感じで代筆を頼まれても、全員多少違う内容と文体で書いてあげられたからだ。その人の人格、言いそうなこと、書き方などを若干取り入れつつも、同じ本の感想などを別々の書き方で仕上げた。それが賞を取りそうになったりしてあせったこともある。
 結局はこれがプロの物書きというもので、小説を書くというと「やむにやまれぬ言いたいことを、熱い情熱で書くのだ」と思われがちだが、全然違う。ほんとうはどうとでも書けることを、自分だったらどう書くか考える。それが小説を書くということだと思う。

« 2006年09月19日 | 2006年09月21日 »