2006年09月16日(土曜日)
【HR】 歳をとることの危険さ
スバル氏がいないので、パスカルのために6時起床。やはり、寝室のすぐ外で待っていた。朝は天気が良くて、とても涼しい。雑草取りもできた。昼頃少し雨が降って、午後はほぼ曇天。パスカルの朝夕の散歩には支障なし。
小説の仕事では、「ダウン〜」のゲラを5時間ほどかけて読んだ。60%まで。だいぶ、早く読めるようになったかも。「ナンプレファン」の連載もゲラ校正終わり。今回はダイイング・メッセージについて。角川からは「もえない」のゲラが届いた。これは明日。毎日ゲラを読む日が続きそうだ。
そういえば、今年はまだ小説は1冊も読んでいない。たぶん、読めないだろう。そんなに読みたい、という気持ちもないけれど。自分の本は、27冊も出るわけだから、少なくともゲラは60冊分くらい読んでいるはず。もっとかな……。仕事なので文句はいえない。
工作も2時間ほどできた。主にボール盤で鋼材に穴をあける作業。60回はあけたと思う。ボール盤が大小2機あるので、2種類のドリルをつけたままにしておけるのが効率的。人間の腕が2本あるのも、同じくらい効率が良いことに気づいた。穴を開けたものを、最後に組み立てるわけだが、このときネジがすべて通ると嬉しい。工作精度が低いと、穴がずれていることがあって、修正が大変になる。こういう小さな進歩を確かめながら生きるのが楽しい。
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頭の良さも、運動神経の良さも、どちらも、良いほど上達が早い。能力が高い場合ほど、さらに能力を高めることに対して高効率である。すると結果として、どうなるのか。つまり、どんどん差が開く。頭の良い子は、どんどん良くなるから、そうでない子は追いつけない。運動神経が良い子の方が、技をどんどん自分のものにできる。
こつこつと努力をしていれば、いつか報われる、という教えには、大した根拠がない。そういった実例もほとんどないように思う。ただ、こつこつとやっていないと、もっと絶望的な結果になる、というだけだ。
こつこつとやること自体が楽しい。これはときどきそう思う。ただ、こつこつと地道に続けることは、ある意味で、工夫を怠っている姿勢だし、自分はこれだけだと諦めてもいるし、慣れてくるから、結果的に楽になって、努力はだんだん少なくなる。ここが、こつこつの最大の欠点かもしれない。
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常に新しいものを取り入れよう、という姿勢が大事だ。年齢を重ねると、それをしなくなる。そういう人が、「毎日こつこつと働いているのに」と言い訳していないだろうか。ことあるごとに、「あれは俺がやったんだ」と過去の業績を自慢するのも品がない。40代、50代の人は気をつけよう。給料をもらいすぎていないか、と自問した方がよろしい。
これは、誠実であれ、謙虚であれ、という忠告ではなく、自己と周辺の関係を見る目、その観察眼の衰えに対する警告であって、よけいな危険を回避するためである。
僕も歳をとって少しわかったが、年齢が上であるだけで、なにかをなした、若い奴らよりは偉い、そして、もうなにも恥ずかしくはない、と錯覚できる傾向にある。神経が鈍くなった証拠だ。結局は思考停止へ向かっている。それが危険だということ。
【社会】 交通違反
駐車違反は4/10にも書いた。
民間に依託することになったとき、マスコミは、運送業、宅配業がやっていけなくなる、と何度も取り上げていた。この頃、あまり騒がなくなった。
駐車違反の区域や罰則のルールが変わったわけではない。取締のしかたが変わっただけなのに、急に問題にすることが不自然だった。これまでは見逃されていたものが、見逃してもらえない、あるいは、そんなにちゃんと取り締まっていなかったものが、きちんと取り締まられる、という意味であって、つまり、これまでの方が問題だった。見逃さないことも、きちんと取り締まることも、いずれも良い方向である。運送業者が成り立たないという問題は、では、そもそも駐車違反が何故悪いことなのか、どんな弊害を引き起こすのか、という点と比較して論じられるべきものだろう。
飲酒運転をした公務員の措置について、問題になっているようだ(先日、ホテルで新聞を読んで知った)。これは、たとえば犯罪を犯した学生を除籍するのかどうか、といったときの大学側の姿勢にも似ている。いずれも、犯罪者をメンバとして許容するのかどうか、という判断だ。
犯罪は刑法で裁かれ、罰を受ける。その罰を受けたのちには、社会復帰することが原則だろう。懲役がある程度長い場合には、仕事に支障を来すので、無条件に除籍になることは自然だろうけれど、期間がごく短ければ、職場復帰させない理由はないように思う。
「そんなのは甘い」という意見も当然あるだろう。しかしそれは、刑法が甘い、あるいは判決が甘い、という方向へむけられるべきでは?
個人的には、飲酒運転の罰則は、現行でも軽すぎると考えている。軽すぎるから方向のずれた不満の声が上がるのではないだろうか。