2006年08月23日(水曜日)

【社会】 プリペイド

 切手などが代表的だと思う。個々に料金を徴収するのではなく、まとめて料金を前払いするシステムである。電話に導入され、乗車料や通行料にも使われるようになったが、それ以外には、それほど広がらない。たとえば、販売機のジュースや煙草を買うカードがそろそろ出そうな気もする。ただそのまえに、ETCなどのように、あとで清算するシステムに淘汰されるのだろうか。
 切手は、僕が子供の頃には、沢山の人が収集していた。記念切手が発売になると、郵便局に並んで買い求めた。シートのまま保存すると価値がある、まして使ってスタンプが押されたものは価値激減、なんて言われたものだ。しかし、それらを観測して、子供心に「良い商売だな」と思ったものである。
 切手は使ってこそ料金分の価値があるわけで、蒐集家がコレクションして使わなかったら、郵政公社には偽金作りと同じくらい効率的な事業(ぼろ儲け)になる。同様のことは、テレフォンカードなどでもあったはず。何故、500円分の価値を付随させるのか、が疑問だった。ただのカードでは駄目なのか、と。
 お金もときどき記念硬貨や記念紙幣が登場する。のちのち値が上がるから使っては駄目だ、とすり込まれ、競って買い求め、みんな温存するわけだが、これも納税か献金していることに等しい。
 いずれにしても、購入した分の価値(元金)はいつでも使えるので、損をするわけではない、と考えるわけである。がしかし、使えなかったら、一時的に損は損だ。長く仕舞っておいて、そのまま紛失するものがかなりの割合あるだろう。
 喫茶店の経営者の友人から聞いた話。11枚綴りのコーヒー券を10杯分の料金で販売しているので、「どれくらい回収されるの?」と尋ねたら、6割以下とのこと。ようするに、6杯分の料金で販売しても、儲かるらしい。もちろん、これはその店に固有のデータではあるけれど……。

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