2006年08月21日(月曜日)

【国語】 読点をどこに打つか

 「、」のことである。「読点」と書いて「とうてん」と読む。「どくてん」ではない。どうして、「とう」なのか知らないが。
 文章の中で、語句の断続をわかりやすくするために入れる。特に、どこに入れれば良いのか、といった明確なルールはないみたいである。森博嗣のようにやたら入れる作家もいれば、ほとんどこれを使わない作家もいる。もともとの日本語にはなかったものだろう。
 僕は、文章の最初にある接続詞の直後にはだいたい読点を入れる。「しかし、」とか「そして、」となる。また、主語の直後に入れることも多い。「私は、」みたいに。これは、たとえば「私は立ったまま食べている人を見た」のような文章で、立っているのが私なのか、食べている人なのかを区別するためだ。
 思っていることや話したことなどを表すとき、「それは嫌だと私は思う」という文章で、僕は、「それは嫌だ、と私は思う」のように読点を入れるが、一般的には、「それは嫌だと、私は思う」の入れ方の方が多数だろう。
 森茉莉の文章では、「彼はじっとこちらを窺って、いた。」のように読点が入っているのが特徴的である。ようするに、読点をどう入れるかは、まったくの自由であって、それが作家の個性になる。
 ただ、僕は、特に個性を出そうと思って入れているのではない。単に、声を出して読んだとき、そこで僅かに一呼吸置く間合いがある部分に読点を打っている、というだけだ。読みやすくしているに過ぎない。

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