2006年07月13日(木曜日)
【HR】 水草とお中元
今日も暑い日になった。まず、朝、バスルームでスバル氏に散髪をしてもらった。凄く短くなった。ジダンくらいだ、というのは嘘。でも、夏仕様で涼しい。これでやる気を出して、午前中に小説の仕事を片付けた。「もえない」は今月の連載分を最後まで書いた。12000文字。明日推敲する予定。「少し変わった子あります」のゲラは30%まで。この本は8/30発行予定とのこと。「カクレカラクリ」の方が少し早い。こちらは図版のチェックをしたが、第2校はまだこれから。しかし、メディアファクトリーは、すべて編集部でデジタル処理をしているから(中央公論新社もそうだったかな)、ほかの出版社よりはターンが圧倒的に早いはず。
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10時に庭師さんが来て、池に入れる水草を持ってきてくれた。それから、メダカを50匹入れた。池は3つに分かれているので、それぞれに分けて。メダカを入れるのは、ボウフラを食べてくれるため。水草は、もともと池のデザインをした当初からこうするつもりだったもの。もう少し周囲の芝が伸びてくれないと、まだ自然に見えない。そのうち馴染んでくるだろう。
それから、今庭に沢山(100本くらいで、高さ1mほど)咲いている紫色の花の名前を聞いたのだが、残念ながら忘れてしまった。うちでは、それは「ネギボウズ」と呼んでいるものである(あとで、秘書氏から「アガパンサスでは?」と指摘があった。そのとおりだ。「蚊がパン刺す」と覚えたのが敗因だった)。
お昼は、スバル氏とパスカルを連れてホームセンタへ行った。コンベンションのための、スクリーンに使える白い布とか、展示物にかけるシートなどを買った。スバル氏は、水に浮く草を購入。これも、僕は名前を知らない(あとで、スバル氏にきいたら「ホテイアオイだ」とのこと)。1つ98円で5つ。今日で水草解禁になったので、浮かべたようだ。
午後は、ガレージで電子回路のハンダづけ。クーラが効いて涼しい工作室で、のんびり簡単なキットを組むのも風流である。オリジナルのフルスクラッチの工作をしているときは、こんなに優雅ではない。ほとんど研究しているみたいに頭を使うからだ。
夕方、水やりをしていたら、急に土砂降りになった。夕立が10分くらい。でも、空は明るくて、綺麗な風景だった。写真を撮りたかったが、雨の中に出ていくのもなんなので、断念。水やりをしている途中で雨になると、ついついきりの良いところまで水をやってから撤退しようと頑張ったりしてしまい、1秒後にはその無駄さに気づくから面白い。これと同様のシチュエーションは、仕事でもよくある。「あ、これって、しなくて良かったんだ」みたいな局面である。今までした労力が無駄になるから、どうも釈然としないものの、しかし、残りをしなくて良い、という嬉しさも半々で、複雑である。
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お中元の季節らしい。品物がいろいろ方々から届いて、恐縮してしまう。こちらから出している人は本当に少ない。数人だ。だから、とにかく気を遣われないようお願いしたい。出版社に関していえば、お中元やお歳暮を贈ってこないところに原稿は書かない、なんてことは絶対に思わないし、また、もらったからといって、じゃあ書いてあげようか、という気持ちにもならないので、はっきりいって無駄な経費ではないだろうか。そうはいっても、スバル氏は素直に喜んでいる。いろいろ美味しくいただいている。
だいたい、日頃質素なものを食べている。僕は朝も昼も食べないので、夕食だけだし、その夕食もそんなに食べない。1膳だけ。それだから、食卓に豪勢なものが出ると、必ず「誰から?」とスバル氏にきいてしまう。すると、「○○社」みたいな返事があって、そこで一瞬だけ恐縮して、食べてすぐに忘れてしまうのだ。いちおう、こんな法則は得られた。「いただきものはなんでも美味しい」
今日の話題は少々水くさかっただろうか。
【理科】 乗りもの
人間が最初に作った乗りものは、おそらく船ではないだろうか。この船は、水面という極めて過酷な環境条件で移動する。水面で活動する動物はいくらかいても、水面にずっといるものはほとんどいない。空中からも水中からも狙われるし、波はあるし、危険な場所なのである。
その後、陸上や水中、そして空中を移動する乗りものを、人間は実現してきた。ところで、そういった中から、1つの乗りものが複数の機能を併せ持ち、異なる場所でクロスオーバに活動できるものも開発された。
水陸両用の自動車やホバークラフトが水上と陸上。水上飛行機や飛行艇などは水上と空中。また、空を飛ぶことができる自動車も、実用には至っていないものの、そもそも、すべての飛行機は着陸をする。陸上と空中は技術的に難しくはない。
しかし、潜水艦が陸上を走行するとか、潜水艦が空を飛ぶ、というような、水中と陸上、水中と空中、という組合せはあまり例がないように思える。
水中と陸上ならば、動物には多い。ペンギンなどがそうだ。しかし、水中と空中となると、かなり少なくなるだろう。トビウオのように、少しだけ飛ぶものや、餌を捕るために水中に潜る鳥もいる。だがいずれも、時間は短い。
SFでは、たとえば、原子力潜水艦シービュー号には、フライングサブという小型艇が装備されていて、これが名のとおり、水中を航行し、空も飛ぶ。しかし、やはり現実的に考えて難しいのだろう。例はそんなに多くはない。
水に沈まなければならない重さと、空を飛ばなければならない軽さを併せ持つことの矛盾もあるが、それよりも、水圧に耐える構造と、翼や推進装置の構造の両立が困難なのだろう。