2005年12月05日(月曜日)

【算数】 おつり

 日本人は、おつりの計算で引き算を使うが、外国人は普通、足し算しかしない。だから、8ドルのものを買って10ドルを出すと、レジの人は、品物を示して「8ドル」とまず言い、そこに1ドルを加えて「9ドル」、もう1ドルを加えて「10ドル」と言う。つまり、「お前の出した10ドルと同じ価値のものを私も出した」という意味。
 この頃は、消費税も加わって、値段が端数になることが多い。3065円の買いものをしたとき、紙幣は5000円札しかないが、小銭ならばいくらかありそうだ、となると、5000円札をまず出して、「ちょっと待って」と言いながら、端数の5円を探す、それから60円を探す。上手く見つかると、5065円を支払って、千円札を2枚おつりにもらえるので、なんだか得した気分になる(軽量になった、というメリットはたしかにある)。5円がないときは、なんとか70円を見つけて、小銭のリターンを最小限にとどめる。なかなかスリリングだ。
 ときどき失敗もある。5199円の買いものをした。まず、6000円を出して、それから小銭を探す、おお、9円があるぞ、と一所懸命になって9円を出す。おお、90円も出せる、と喜んで出す。もう一踏ん張りしよう、と、さらに100円だってあるじゃないか、これですっきりする、とばかりに6199円をレジに出して、どうだ、僕って買いもの慣れしてるでしょう、という顔で待っていると、変な顔をされたりする。
 あまり細かいことに拘っていると、全体が見えなくなる、ということか。

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