2005年11月20日(日曜日)
【社会】 消費税
もう10年以上言い(書き)続けていることだが、ここが森博嗣の最初だという人が半分くらいいるようなので、改めて書く。
僕は、消費税というシステムに賛成だ。当初から、これは合理的な税制だと思えたので、早く導入してほしかったし、3%や5%では少なすぎると考えている。10%でもまだ少ないと思う。
ただ、すべての品物に対して一律の税率にすることはどうかと思う。基本的な生活に必要なものは安く(0%でも良い)、そうでないものは高くすべきだ(たとえば、高級な自動車、宝石、ブランド品、旅行関係などは、50%以上かけても良いだろう)。
つぎに言いたいのは、消費税を含めた値段でものを売った人(店)などから、税務署はちゃんとそれを回収してもらいたい、ということ。過去には、年間売り上げが3000万円以下の場合は回収されていなかった。つまり、消費税分はその人(店)の儲けになっていたにすぎない(おそらく、消費税導入のための方便だったのだろうが)。
消費税に賛成だ、と書くと、「いやそれよりも、税金の無駄遣いをやめさせるべきだ」と反論する人が多い。税金の無駄遣いはもちろん良くない。しかし、どんな税制が適当かという話をしているのであって、税金がどう使われるかを議論しているのではない。消費税を上げるならば、所得税を減らすべきだ、という論理は正しいと思う。所得税というシステムに不合理さがあるからだ。
「消費税は収入のない子供や老人からも税金を取る悪いシステムだ」と反論する人も多い。収入のない子供や老人はなにも買わないから、消費税を払うことはない。もし、なにかを買うのだとすれば、その子供や老人にお金を与えた人がいるわけであり、その人が消費税を支払うだけのこと。
「所得がなければ税金は払わなくて良い」という考えから、なんでも経費でどんどん落とし、無駄遣いをしてまで所得を減らす会社や商売が多い(全部だといっても良い)。これはもう当然というか、常識になっている。さらに、あの手この手で所得を誤魔化して、税金逃れをしているところは少なくない。そんな不明確な所得に対して税をかけるよりも、使ったときに税金を払うというシステムは、少なくとも簡単で明確である。