2005年11月03日(木曜日)

【理科】 酸化

 この頃、焚き火は空気が汚れる、二酸化炭素が出る、といった理由であまり歓迎されない。昔は、この季節は落ち葉を集めて火をつけ、暖を取ったり、芋を焼いたりしたものだが、燃やす理由は、ゴミを小さくするため、あるいは害虫駆除だったと思える。
 燃えるというのは、酸化をすることであって、空気中の酸素を消費する。動物が呼吸をしても、植物が呼吸をしても、やはり同じように酸素を消費する。その意味では、火が燃えるのも、生物が生きているのも、環境的には同じである(動物は沢山植物を食べるからずっと悪いが)。
 植物の中には光合成をするものが多く、これは例外的に酸素を作るので、日が当たっている時間で、若い葉っぱを持っている植物は、酸化の反対の作用をしている。ただ、夜はやっぱり呼吸をするし、老木や枯木になると、酸素を減らす方になる。
 金属が錆びるのも酸化で、これもゆっくりと燃えているようなものだと思えば良い。また、生物が腐ったりするのも、酸化に近い。焚き火をしないで、そのまま放っておいても、物体は劣化する。腐って朽ちるわけだから、このとき酸素を消費する。つまり、早いか遅いかの違いともいえる。したがって、燃やさないことが特に重要なのではない。燃やさなくてもゴミはゴミである。リサイクルして活用したところで、物体は消えない。いずれはゴミになる。ゴミを減らすためには、新しいものをなるべく生産しない以外にない。

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